痛みの原因

あるとき整形外科の先生は、こんなことをTVで言っていました。

病院には、なかなか腰の痛みが治らない患者さんが毎日来られます
この患者さんの85%の方は、ストレスが原因ですよ、と!

腰痛の原因は、ヘルニア・筋肉の炎症・内臓からの反射痛など様々ですが、人って痛みがあると、痛みを和らげようとする働きが自然におこるものです。

腰が痛いのは、主に筋肉の知覚神経が脊髄を上行して、脳に痛みを知らせます。
脳は、その信号を受け取ったあと、そこが痛むのだよ!との信号を腰に伝えます。
そこで初めて、人は腰が痛むと感じるのです。
ですから、実際に痛みを感じているのは、人の脳なんです。

痛みは、身体を維持しバランスをとるには不都合ですから、脳からは、エンドロフィンやドーパミンやオキシトシンなど、痛みを和らげるホルモンや神経伝達物質を放出します。
これらのホルモンは身体や心を和らげ、病気を回復させるのに、とても大きな働きをしています。

ところが、痛みを気にしたり気持ちがきつくなると、脳にとってはストレスとなるので正常な働きが出来なり、いつまでも腰痛が解消しないことになる。

つまり、何事も気楽に、あまり気にしないでいることが、身体の痛みを和らげることに大切なんでしょうね。